「男性にも更年期障害」という見出しの新聞記事がありました。男性ホルモンである、テストステロンの分泌が減少した時に起きる症状です。
一般的に女性に更年期障害が起きるのですが、場合によっては男性にもおきるのです。
またいつか読みたくなりそうなので、まとめて記事にしておきます。
LDH症候群(男性更年期障害)の症状
- 総合的に調子が思わしくないと感じるようになる
- 腰、手足、背中などの関節や筋肉が痛むようになる
- 緊張していないのによく汗をかくようになる
- 寝つきが悪くなる、熟睡できなくなる、早く目が覚める
- 疲労感が出てくる、よく眠気を感じるようになる
- イライラし怒りっぽくなる
- なんとなく落ち着かず、緊張しやすくなる
- 筋力が落ちてくる
- 憂鬱になり、涙もろくなり、意欲がわかなくなる
- 人生のピークが過ぎたと感じるようになる
- 性的能力が衰え、性欲が下がる
このような症状で苦しんでいるのなら、それは男性更年期障害のせいかもしれません。対処する事で改善できるかもしれませんよ!
私も一時、精神的に辛かった時期がありましたけど、今思えばこのような感じだったかもしれません。
テストステロンの低下が原因
テストステロンという男性ホルモンが急激に低下するのが、この症状を引き起こしている原因です。
テストステロンの効果として
- 性機能を保つ
- 筋肉や骨を強くする
- 動脈硬化などを防ぐ
- 心臓や腎臓の機能を守る
- ストレス耐性や認知能力を高める
といったものがありますので、それが低下すれば悪影響も大きく発生するのです。
女性と違い、テストステロンの低下は個人差が大きいので、男性更年期障害は全員が体験するものではないのです。潜在患者は600万人もいるのに、適切な処置をしているのは2万人しかいないようです。
テストステロンを増やすには
重度の治療には病院でホルモン補充療法を行いますが、自己管理によっても増やすことができます。
- 良質な睡眠をとる
- 仕事のストレスを避ける
- 夜遅くのスマホやパソコンを避ける
- ストレッチやお風呂でリラックス
- 筋トレをする
などで、分泌を促せます。
また、社会活動とも密接に関連していて、もともとの男性の本能的な行動(敵と戦う、正義を貫く、縄張りを主張するなど)をしたときにも分泌されます。現在では、仕事でうまくいったり、挑戦が成功したり、人に認められたりしたときに分泌され、よい循環になるのですね。
逆に仕事がうまくいかなかったり、過剰なストレスを感じるとテストステロン値が下がって従属的になってしまいます。こちらは悪い循環に陥ってしまうわけです。
アンチエイジングの要素についてという記事で書いた、
- 十分な睡眠
- 適度な運動
- 規則正しい生活
- ストレスを溜めない
という基本項目に沿っていれば問題ないわけですね。もっとも現代社会ではそれを行う事が難しいのですが、意識しないことには何も始まりませんので、まずは心がける事が必要だと思います。
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